01BE049 メゾスコピック半導体物理特論 (専門科目)

担当教官 舛本泰章 (物理学系)
平成19年度 担当 舛本泰章
学期・曜日・時限 1・2学期 水曜日 2時限
対象学生・単位 1・2年次 2単位
授業形態 講義と輪講

授業内容

半導体量子構造(量子井戸,量子細線,量子点)の光物性,レーザー分光(レーザー,超短パルスレーザー,レーザー分光学,レーザー分光学の固体光物性への応用)について解説を行うと同時に、重要な参考文献を輪読する。

  1. 量子井戸の光物性

     半導体へテロ接合と量子井戸、バンド間遷移、2次元励起子、格子振動

  2. 超高速レーザー時間分解分光法

     モード同期と超高速レーザー、ナノ、ピコ秒までの時間分解分光法とフェムト秒領域での非線形分光の必要性、吸収の時間分解分光・・・・飽和分光法、発光の時間分解分光・・・・光混合分光法、コヒーレント過渡分光法・・・・フォトンエコー

  3. 超高速レーザー時間分解分光法の量子井戸への応用

     電子・正孔系のバンド内緩和、励起子系の緩和、格子振動の緩和、電子・正孔・励起子間の散乱過程、スピンの緩和、タイプII型量子井戸、励起子のコヒーレント現象、シュタルク効果と光学的シュタルク効果、空間分解分光法とのドッキング

  4. 量子細線、量子点の光物性

     低次化への期待と現状・・・・様々なアプローチ、超高速レーザー時間分解分光法の応用

参考書:授業の進展に伴い、適宜参考文献を紹介する。

成績評価:レポートおよび出席。

オフイス・アワー:特に指定なし