◆環境
筑波大学は、東京都心部から北東約60キロの筑波研究学園都市の中央に位置し、
南北約4キロ、東西約1キロの広大なキャンパスをもち、筑波山麓の美しい自
然に囲まれています。キャンパス内には、図書館、学術情報処理センターおよ
び各種の研究センターなど充実した諸設備があり、研究、教育、学習に利用さ
れています。図書館は市民にも開放されており地域文化の向上にも貢献してい
ます。陸上競技場、体育館、屋内プール、テニスコートなどの体育施設、保健
管理センター、学生宿舎などの厚生施設も整備されています。
◆住居
キャンパス内に約4000人を収容できる学生宿舎があり、単身用と世帯用があり
ます。例年、入居希望者は収容能力を越えますが、新入生を優先し通学事情な
どを考慮した上で入居者を決定します。宿舎使用料は月額、単身用10,000円、
世帯用16,000円程度です。大学キャンパスの周辺には民間アパートも多く、平
均的な家賃は東京都心の約半額です。
◆学費
入学時に要する経費は、
◆奨学金
奨学制度は、日本育英会が主ですが、他に地方公共団体や民間の奨学金事業も
多数あります。日本育英会の貸与月額は、博士課程1、2年次で81,000円、3
年次以上は112,000円です(1995年度)。1、2年次では定員の20%程度の学
生に、3年次以上では希望者のほぼ全員に奨学金が貸与されています。
また、3年次以上の学生は、日本学術振興会の特別研究員に採用されると、研
究奨励金として月額192,000円が支給され、さらに文部省科学研究費が与えら
れる制度があります。物理学研究科では毎年数名の学生が採用されています。
1993年度から、優秀な大学院学生をティーチング・アシスタント(TA)として
採用する制度が始まりました。講義の補佐などを行って将来の研究、教育の指
導者としてのトレーニングを受ける機会が与えられ、同時に経済的な援助を受
けることができます。
◆保健管理
保健管理センターは、学生の定期健康診断、予防接種、負傷の応急措置などの
ほか、健康相談に応じています。その他、学生の様々な相談に対して、専門家
がカウンセリングにあたっています。