卒業研究
問題を解決することよりも、問題を見出すことによって問題を提出することが肝腎である。.....しかし問題を提出することは、単に発見することだけではなく、発明することである。
|
![]() |
クラスターは同じ元素の原子が10〜10,000個程度集まったもので、普通の物質が温度や圧力によってその状態を変える(例えば、水は0°C以下で固体、0〜100°Cで液体、100°C以上で気体になる)のに対して、大きさによってその状態を変える(例えば、Naクラスターでは原子数n=1400以下で液相、n=1400以上で固相となる)のが一つの大きな特徴です。また、クラスターは普通の物質に較べてサイズが大変小さく、原子や分子の場合と同様に、ミクロの世界の法則である量子力学によって記述されますが、クラスターのサイズが大きくなると、マクロの世界の法則である古典力学によっても記述できます。このようにミクロとマクロの狭間にあって両者を橋渡しする物質階層であることが、クラスターの持つもう一つの大きな特徴です。クラスターはミクロからマクロへの物質進化の謎を解く鍵を握る物質なのです。クラスターグループでは、このようにユニークな物質階層を構成するクラスターの持つさまざまな性質を研究しています。 |
|
|
基本的には、卒論のセミナーなどで基礎的な勉強をした上で、それぞれが自発的に取り組めるテーマを探します。4年生には、大学院生の研究とはひと味違った独自のスタイルで、むしろ萌芽的な研究にチャレンジしてほしいと考えています。そのような研究を通じて物理学研究のエッセンスを体得することがひとつの目標です。 |
2-3人 |
以下の項目のうち、すくなくとも3項目に該当する人を希望します。
|
興味のある人は(1、2年生も含めて)気軽に研究室を訪ねて下さい。
e-mailもOKです。
|
わたくしといふ現象は
|