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時間割
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月
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火
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水
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木
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金
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1限
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ゼミ(*1)
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2限
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物性物理学?
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3限
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4限
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5限
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ゼミ(*2)
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6限
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ゼミ*1…研究室全体ゼミ。(9:30〜12:00ぐらい)
最近の論文の中で興味のあるものを選び内容を紹介する。論文をこういった場で吟味することで物理的解釈や測定技術などの理解を深め、自分の研究テーマに役立てます。またこの時間を利用して月に1回Monthly Report(実験報告)を行います。ここでこれまでの結果についての現状報告をし、測定方法などにアドバイスをもらったり、今後の方針を話し合います。だいたい1人1〜2回/月の発表。
ゼミ*2…4年生・大学院1年生対象。「キッテル固体物理学入門 上・下」の勉強会。
固体物理学入門(キッテル著)のテキストを大学院の上級生を先生に4年生が勉強しています。1つの章を2人ほどで分担して勉強し内容を発表しながら進めていきます。その中でわからないこと、誤りであるところ、重要なところについては大学院の上級生が解説を加えていく形で行われます。時間帯は授業などの都合に合わせて決定します。
上記以外の時間で実験を進めたり、居室で勉強、足りない単位をとるための授業(^^)に行ったりしています。
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研究内容と進路
卒業研究の内容は研究室が決まってすぐに舛本先生と相談して決めます。その時に自分の希望する進路(就職か進学、また教育実習など)についても話し合うことになると思います。いずれの進路を選んだにせよ1学期の間は就職の人は就職活動、進学の人は院試の勉強をしながら卒業研究の準備をすることになります。具体的にはサンプルを作成したり、大学院生の実験の補助をしながらこれから使うことになる測定機器についての扱い方法を少しづつ学んでいくといったことになります。そのため卒業研究は進路がはっきりした2学期から本格化するというのが実際のところです。研究室の方針として4年生の研究も新しい研究として成立しそうなテーマを選ぶという方向でいるので一生懸命がんばった場合、4年生の研究が日本物理学会の発表や論文にすらなる場合もあります。テーマとして伸びそうな場合には修士や博士課程でのテーマに発展していきます。基本的に少人数または個人単位での研究になるので自分のペースで進めていくことになります。ですから個人差がありますが毎日が測定ということはありません。大体の人が低温での測定になると思いますが、用いる寒剤(液体ヘリウム)の制約上1回の実験は1日で終わります。これをよい実験にするために機器の調整などを十分に行ってから本番の測定をする必要がありますので実験前の数日間は準備にあてるというのが通例です。そして解析を行いアドバイスをもらいながら次回の方針、改善点などを考えます。測定が少人数単位なのでこのいろいろな人と結果について考えるところが重要になってくると思います。一人だと何かと行き詰まってしまいますから。実験はこのような感じで進めています。
博士課程修了者は研究業績次第です。半導体のレーザー分光の研究の世界で通用するプロフェッショナルに飛躍することも可能です。修士課程修了者は研究・勉強を通じて自分を売り込む実力を身に付けることが企業での研究者をめざす場合、大事のようです。毎年、春に、先輩のリクルーターの来訪が多くあります。企業での研究者・技術職がどういうものか、話をよく聞くと分かります。
□ 博士課程修了者(詳細はホームページ参照)
情報通信研究機構 新世代ネットワーク研究センター 研究員/東北大学多元物質科学研究所→科学技術振興事業団大津プロジェクト研究員/富士通研究所ナノテクノロジー研究センター研究員/独マインツ大学研究員→米ワシントン大学研究員/九州工業大学工学部助手/筑波大学物理学系助手→筑波大学数理物質科学研究科講師/学振未来開拓PD→米テキサス工科大学研究員→米コーネル大学研究員/山形大学工学部助手→科学技術振興事業団大津プロジェクト研究員/学振未来開拓PD→奈良先端科学技術大学院大学助手→東京化学研究所/科学技術振興事業団舛本プロジェクト研究員→工業技術院物質工学工業技術研究所研究員→米テキサス大学研究員→米マサチューセッツ工科大学研究員/筑波大学物理学系助手→山口大学工学部助教授/東北大学理学系研究科助手→奈良先端科学技術大学院大学助教授/産業技術総合研究所研究員→産業技術総合研究所主任研究員
□修士課程修了者
ブリジストン、テルモ、日立メディコ、ペンタックス、アンリツ、アイシン精機、NEC、日立製作所、東芝、富士電機、ソニー、松下電器、三菱電機、ホンダ、NTTデータシステムズ、大日本印刷、コニカ、キャノン、川崎製鉄、NTTAT、島津製作所、サンケン電気、トヨタ自動車、東京三菱UFJ銀行、リコー、高校教員、IT関連各社
□学類(学部段階)卒業者
修士課程修了の場合と重複、他に、スタンレー電気、日産、カシオ、安川電機、IT関連各社
□ 2010年 学系だより
□ 2011年 学系だより
舛本先生 居室( B609 ) Tel: 029-853-4248
池沢先生 居室( 総合研究棟B棟405 ) Tel: 029-853-5908
冨本先生・大学院生 居室( B216 ) Tel: 029-853-4348
大学院生・ 4 年生 居室( D204 ) Tel: 029-853-4350
主要な実験室は D102、D106-2、1F104 および総合研究棟B425〜428 です。その他、ベンチャービジネスラボラトリー、理工学修士棟にも実験室があります。これらの実験室間、居室間は LAN で互いに接続されており、実験データーのやりとりも容易です。これらの実験室には、多くの最新鋭のレーザー、分光装置、試料作成装置があり、国内はもちろん世界でも有数のレベルの研究環境です。研究室の全般的なことは、舛本先生、実験研究の実際については大学院生居室( D204 )にコンタクトください。ホームページにも多くの情報があります。電子メールでの問い合わせも歓迎します。
Text: Y. Masumoto, T. Takara / Arrangement: Bamboo T., Kaori
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