: 金属結合
: 固体の凝集機構
: イオン結合
目次
隣り合う原子の間に電子をためて,2個の原子でこれを共有することにより結合した固体.
水素分子
水素原子核を空間に2個固定し,電子の波動関数
を各原子核を中心とした原子軌道
の線形結合にとる.
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(1.1.1) |
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(1.1.2) |
2体の波動関数:軌道に入れるべき電子の数は2個.
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(1.1.3) |
電子はフェルミ統計に従う.→2個の電子の入れ替えに対して波動関数は反対称になる.→スピン
![$\displaystyle \theta_{\rm asy}(\sigma_{1}, \sigma_{2}) = {1 \over{\sqrt{2}}}[\alpha(\sigma_{1})\beta(\sigma_{2}) - \alpha(\sigma_{2})\beta(\sigma_{1})]$](img44.png) |
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(1.1.4) |
スピン
,
.パウリ原理を満たす.
エネルギーとスピンの絡み合い → 磁性の起源
ダイアモンド(C)
C 1s
2s
2p
最外殻4個の価電子が結合に関与する.(s軌道とp軌道のエネルギー差が小さい)→正四面体的結合
Masashige Onoda
平成18年4月7日