:
磁束の量子化
:
超伝導と遷移金属酸化物
:
マイスナー効果
臨界磁場
超伝導状態になっている金属を考えよう.温度を上げていって
以上にすると,超伝導状態は壊れて,普通の抵抗のある状態(常伝導状態という)になるが,温度を
より低く保っておいても,外から磁場をかけると,磁場がある強さになるとやはり常伝導状態に戻る.この超伝導状態が壊れる磁場を
臨界磁場
といい,
と書く.
は温度の関数であり,図
5
に示すように多くの超伝導体に対して放物線状になっている.ただし,この磁場による超伝導状態の破壊には主として二つのパターンがあり,それぞれ
第一種
,
第二種
と呼ばれている.
図 6:
磁束が超伝導リングに捕えられる様子
図 7:
磁束の量子化を確認した最初の実験結果
Masashige Onoda 平成18年4月11日