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: 自由電子モデル : 電子状態とバンド構造 : 電子状態とバンド構造   目次

固体における電子状態

原子凝集による固体形成

電子同志,電子−核相互作用による新しい電子状態(自由原子:電子は原子核付近に束縛された状態)
固体
  1. 狭い空間に束縛された状態にとどまる
  2. 結晶中を動き回れる状態に変化する
図 3.1: 古典的磁石と電子スピン磁石
\includegraphics[width=10cm, clip]{ug2-1.eps}
$\tau < \tau_{\rm obs}$ $\tau \gg \tau_{\rm obs}$
$\tau$:電子移動の確率的時間
固体の性質を主として決める価電子(外殻電子)の状態:結晶中を動き回れる電子状態を中心に話を進める.「遍歴電子」
同じ原子を$N$個規則的に並べて,その原子間距離を縮める.すべての原子が等価:$N$重縮退→電子間相互作用により縮退が解ける.
図 3.2: 古典的磁石と電子スピン磁石
\includegraphics[width=6cm, clip]{ug2-2.eps}


Masashige Onoda 平成18年4月7日