: 磁性を利用する現代の科学
: 磁性の応用
: 吸引・反発力の利用
目次
レールの上を車輪で走るという従来の鉄道では,時速はせいぜい300 [km]台までにしかならない.これは,さらに速くしようとしても,車輪がレールの上で空回りしてしまうからである.この壁を乗り越えるために,磁気浮上による走行方式が考え出された.それには,磁石の引力による方式(日本航空)と反発力による方式(JR)がある.
リニアモーターカーの推進原理は,磁石同士の吸引と反発を利用している.列車の側面に超伝導磁石のNとS極とを交互に並べ,それと相対する地上側に電磁石を,N,S極が交互にできるような接続にしている.
Masashige Onoda
平成18年4月11日