: 種々の磁化曲線II
: 金属強磁性相,酸化物絶縁体の常磁性相:ニッケルNi,酸化ガドリニウムGdO
: 装置の起動方法
目次
- ギャップを3 [cm]にする.Niの位置が
になるように天秤の位置を調整する.
- 天秤の分解能を最大にし,値が安定した点をゼロ点とする.
- 【ファイル名】を適宜変更する(上書き確認がされないので注意すること).
- 【最大電流】を使用する電流値に設定する(別表参照).
- 【縦軸最大値】を生じる荷重に合わせて調整する.
- 【ステップ】を50 [step],【待ち時間】を1.5 [sec]に設定する.
- 【測定開始/再開】をクリックすると,
が0 [A]
設定した最大電流値 [A]
0 [A]のように掃引される.
が0 [A]になったことを確認後,電流反転スイッチを逆方向にして同様のことを行う.
対
の曲線を求める.
- 同様の測定をGd
O
に対して行う.
天秤が安定しない場合,保護管と試料の接触が考えられるので位置調整を丁寧に行うこと.それでも安定しない場合は,銅の重りを取り付け測定が安定するように調整してもよい.
試料と電子天秤をつなげる棒・サンプルホルダー・保護管はガラス製であり,無理な力が加わると破損するので取り扱いに気をつけること.
Masashige Onoda
平成18年4月7日