next up previous
: 院試について : 研究室紹介 : 小野田研究室・ゆかいなメンバー

4年生の生活

 研究室に入った後(4,5,6月)は,一週間の生活サイクルに慣れることが課題となります.大体の生活は月曜日にセミナーがあり,それ以外の曜日は授業や先輩たちの実験を見て回ることになります.院生の人たちも見学を誘ってくれるので,技を盗むつもりで憑(付)いて行ってください.初めて見るものばかりなので,何がなんだかわからないと思いますが,ここで見ておくのと見ていないのは後々大きく違ってきます.真空封入のガラス加工,電気抵抗の端子付けなどの超必殺技,平然と900℃,1000℃に達する高熱の電気炉,精密なNMR測定装置など見所はたくさんあります.新歓での院生達の歓迎っぷり(壊れっぷり)なども見所かもしれません.実験を始める時期は年度によって異なりますが,遅くとも6月には始められると思います(最初は先輩達が教えてくれるのでご安心を).この時期は主に試料合成について学ぶと思うので,試料合成の奥深さを堪能して下さい.

7,8月は進学を考えている人にとっては大切な時期になると思いますが,勉強と実験の両立を意識しましょう.

9月になり大学院入試の合否が決定すると,いよいよ卒論のテーマが決まります.卒論のテーマは自分で興味のある分野(超伝導物質深索とか二次電池とか)があれば,臆せず先生に伝えておくのが良いです.ほぼ確実に卒論のテーマに反映されると思います.この頃には自分なりの実験スタイルが確立し始めています.

10月には各自の卒業研究がスタートするので,自分のペースで着実に研究を進めていきましょう.自分一人で測定装置を動かせるようになるとちょっと優越感を感じたりします.

12月になるといよいよ「卒論」を直に感じ始め,データが揃うのかと不安になり,テンパり易い時期になります.ただし,急ぐあまりに実験装置などを壊してしまうとかなり痛い(もちろん周りにも)ので,細心の注意を払いつつ素早く実験をこなしていきましょう.

1月下旬には院生の前で卒論発表の練習を行います.ここで準備を万全にしておけば,精神的にもかなり楽になりますので,できる限り練習を積むのが良いと思います.

2月はいよいよ待ちに待った(?)卒論発表本番です.これまでの成果を存分に見せつけてやりましょう!発表後は,頑張った自分にご褒美をあげるのも忘れずに.

全シーズンを通して言える事ですが,体調管理には万全の注意を払いましょう.これは本当に大事なことです.


Masashige Onoda 平成18年4月10日