実験物理と計算機

3学期 Fortran Tips 1

参考書
Unix計算機を使った物理学実験」(新井/板倉)
第4章、入出力 戻る 次へ

4-1、FORTRANのデータ入出力

データ入出力は
によって行う。
データ入出力の対象となる装置は
の2種類である。
データ入出力する装置は、前もって設定した論理番号で指定する。

ファイルに対するデータ入出力

  1. OPEN文
    データ入出力のはじめに呼ばれ、ファイルに論理番号を指定する。

    OPEN(論理番号, FILE = ’ファイル名’, STATUS = ’状態’)


    OPEN(16, FILE='out.d', STATUS='NEW')

  2. 途中にREAD文やWRITE文を含む。


    READ(16,*) x, y
    ...
    WRITE(17,*) 'mean value=',(x+y)/2
    ...

  3. CLOSE文
    データ入出力を終了させる。


    CLOSE(16)

  4. データ入出力はOPEN文で始まり、CLOSE文で終わる

    OPEN(16, FILE='in.d' , 'OLD')
    OPEN(17, FILE='out.d', 'NEW')
    ...
    READ(16,*) x, y
    ...
    WRITE(17,*) 'mean value=',(x+y)/2
    ...
    CLOSE(16) CLOSE(17) ...
    END

標準入出力

  1. キーボードが標準入力装置
    論理番号は5
  2. 画面が標準出力装置
    論理番号は6

4-2、データ入出力の書式

書式の指定

  1. FORMAT文による。
  2. FORMAT文には文番号が付く。

    文番号  FORMAT(’書式制御文’)


     1000 FORMAT( 1X, 'x = ', XCM, ' , ' , 'y = ', YCM )

READ文と書式

  1. 文番号で指定する。

        READ(16, 1000) x, y
     1000 FORMAT(1X, F7.4, 5X, F7.4)

  2. 書式は入力するデータと1対1に対応させることが必要。

WRITE文と書式

  1. 文番号で指定する。

        WRITE(17, 2000) 'mean value=', (x+y)/2
     2000 FORMAT(1X, A, F7.4)

  2. 書式は出力するデータと1対1に対応させることが必要。

自動書式

  1. 文番号を*にする。

        WRITE(17, *) 'mean value=', (x+y)/2

  2. コンピュータがデータに合わせて自動的に決める。

4-3、簡単な書式制御

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