実験物理と計算機

3学期 オリエンテーション 戻る 次へ

参考書
Unix計算機を使った物理学実験」(新井/板倉)
はじめに

掲示板

目次

第1章 諸注意

サンプルプログラム集  Fortran77言語C言語

     ¶超簡単!Fortran77言語入門

大レポートのヒント集

プログラムの作成、コンパイル、実行と描画

グラフィックサーバーの使用法

サブルーチンの取り込み  Fortran77言語C言語

プログラムの訂正・追加

第2章 課題一覧

【レポート課題1】 12月 1日

【レポート課題2】 12月 8日

【レポート課題3】 12月15日

【レポート課題4】 1月12日

【レポート課題5】 1月19日

【レポート課題6】 1月26日

【レポート課題7】 2月 2日

【レポート課題8】 2月 9日

【レポート課題9】 2月16日

【レポート課題10】 2月23日

【大レポート】

第3章 その他

参考書の例

第1章 諸注意

プログラムの作成、コンパイル、実行と描画

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全体の流れ

グラフィックサーバーの使用法

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  1. 初期設定の仕方 -学期始めに1度やる!-
    一連のコマンド
    % ln -s /home1/araii/Java/Xg/XgApplet.html XgApplet.html
    % ln -s /home1/araii/Java/Xg/Xg.jar Xg.jar
    % ln -s /home1/araii/Java/Xg/xg.gif xg.gif
    スペースに注意!)により、 自分のホームディレクトリーに
    XgApplet.html(Netscape用)
    Xg.jar(Internet Explorer用)
    xg.gif(共通ロゴ)

    というリンク名を設定します。

  2. グラフィックサーバーの立ち上げ方
    Webブラウザー(NetscapeまたはInternet Explorer)を利用する。
    1. Netscapeの場合
      XgApplet.html
      というJavaアプレットを立ち上げます。 詳細は.....
    2. Internet Explorerの場合
      Xg.jar
      というJavaプログラムを立ち上げます。 詳細は.....
    注意事項:それぞれ立ち上げるソフトが違う!

Netscapeを利用する場合
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  1. Javaアプレットの立ち上げは
    1. Windowsのアイコンメニューの Netscapeをダブルクリック。
    2. Netscapeのプルダウンメニューの「 ファイル」をクリック。
    3. ファイルを開く」をクリック。
    4. ファイルダイアログボックスが現れる。
    5. 「ファイルの場所」欄右端のボタン または表示ボックス内
      ディレクトリーアイコンをクリック。
    6. 表示ボックス内のハイパーテキストファイルXgApplet をクリック。
    7. 「ファイル名」欄にXgAppletが表示されたら 「開く」ボタンをクリック。
    という手順で行います。

  2. Xg Graphic Serverの画面へのデータの表示は
    1. SelectFile」ボタンをクリック。
    2. SelectFileダイアログボックスが現れる。
    3. 「ファイルの場所」欄右端のボタン または表示ボックス内
      ディレクトリーアイコンをクリック。
    4. 該当ファイルが表示ボックスに現 れたら、それをクリック。
    5. 「ファイル名」欄に該当ファイル表示されたら 「開く」ボタンをクリック。
    6. 「Input File」欄に該当ファイル名を表示。同時に 画像を表示。
    という手順で行います。

  3. プログラムを終了は
    1. Netscapeのプルダウンメニューから「ファイル(F) 」をクリック。
    2. 終了(X)」をクリック。
    という手順で行います。

  4. 画面のハードコピーは
    1. Netscapeのプルダウンメニューから「ファイル(F) 」をクリック。
    2. 印刷(P)...」をクリック。
    3. 印刷ダイアログボックスが現れる。
    4. 詳細」ボタンをクリック。
    5. 倍率75%」に設定してから 「OK」ボタンをクリック。
    という手順で行います。

Internet Explorerを利用する場合
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  1. Javaプログラムの立ち上げは
    1. WindowsのアイコンメニューのInternet Explorer (IE)をダブルクリック。
    2. IEのプルダウンメニューの「ファイル」を、 つぎに「開く(O)...」をクリック。
    3. ファイル名入力フォームの「参照(R)... 」をクリック。
    4. 「ファイルの場所」欄右端のボタン または表示ボックス内
      ディレクトリーアイコンをクリック。
    5. 表示ボックス内の本体プログラムXgをクリック。
    6. 「ファイル名」欄に/Xg.jarが表示されたら 「開く」ボタンをクリック。
    という手順で行います。

  2. プログラムを終了は
    1. Kill」ボタンをクリック。
    という手順で行います。

  3. 画面のハードコピーは
    1. Print」ボタンをクリック。
    2. 印刷ダイアログボックスが現れる。
    3. OK」ボタンをクリック。
    という手順で行います。

サブルーチンの取り込み -学期始めに1度やる!-

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  1. サブルーチンgraphics.fは、/home1/araii/graph.fを
    %cp /home1/araii/graph.f .
    としてコピーして下さい。

  2. サブルーチンwindow.fは、/home1/araii/wind.fを
    %cp /home1/araii/wind.f .
    としてコピーして下さい。

  3. サブルーチンhbook.fは、/home1/araii/hbook.fを
    %cp /home1/araii/hbook.f .
    としてコピーして下さい。

サブルーチンの取り込み C言語使用者-

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  1. /home1/araii/graph.fの代わりに、/home1/araii/graph.cをコピー して下さい。

  2. /home1/araii/wind.fの代わりに、/home1/araii/wind.cをコピー して下さい。

  3. /home1/araii/hbook.fの代わりに、/home1/araii/hbook.cをコピー して下さい。

  4. プログラムのコンパイルは、
    %gcc -lm -i graph.c -o sin_f sin_f.c
    または、
    %gcc -lm -i wind.c -o art_sat art_sat.c
    または、
    %gcc -lm -i hbook.c -o histogram histogram.c
    とします。

プログラムの訂正・追加

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xgの変更に伴い、プログラムについて以下の訂正が必要です。

  1. サブルーチンV$WINDのなかのENTRY V$CIRCの3行目
    R=SCAL$X*V$R
    R=2*SCAL$X*V$R
    と訂正。地球の大きさが正しく表示されます。

  2. 新しいサブルーチンPAINTFを追加する。
                  SUBROUTINE PAINTF(IP)
                  WRITE(1,1000) 'PAINT ',IP
             1000 FORMAT(A6,1H ,I1)
                  RETURN
                  END
    	        
    このサブルーチンでは
    IP=1のとき塗りつぶしON
    IP=0のとき塗りつぶしOFF
    にする。

  3. 課題6-2のプログラムは以下のように変更する。
    	C>>>>>DRAW THE EARTH
    	        CALL PAINTF(1)
    	        CALL V$CIRC(E$XCEN,E$YCEN,E$RADI,1,0.,0.)
    	        CALL PAINTF(0)
      		

  4. 課題6-3のプログラムは以下のように変更する。
    (二箇所ある。)
    	C>>>>>TRACKING THE SATELLITE:BY RUNGE-KUTTA METHOD
    	        CALL V$LINE(S$X,S$Y,Z$X,Z$Y,2)
    		CALL PAINTF(1)
    		CALL V$CIRC(S$X,S$Y,0.2,4,0.,0.)
    	        CALL V$CIRC(Z$X,Z$Y,Z$RADI,1,0.,0.)
    	        CALL PAINTF(0)
    
    
    		IF(MOD(I,2160).EQ.0) THEN
                    CALL V$LINE(XS,YS,XZ,YZ,2)                    
                    CALL PAINTF(1)
                    CALL V$CIRC(XS,YS,0.2,4,0.,0.)
                    CALL V$CIRC(XZ,YZ,Z$RADI,1,0.,0.)
                    CALL PAINTF(0)
      		

  5. 課題7-2および7-4についても同様の変更をしてください。

第2章 課題一覧

【レポート課題1】-平成17年12月 1日- 提出フォーム

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  1. コンピュータと物理学との関係(Interplay)について、 具体的な例を挙げて論ぜよ。(レポート用紙1枚程度)
    ヒント: たとえば、書籍『計算物理学 -コンピュータ支援による新しい物理学 の展開-』(日本物理学会編/培風社)などを参照せよ。 また、『数理科学』、『Computer Today』や 『科学』などの雑誌が参考になるだろう。

    レポート締切り:平成17年12月15日(木)

【レポート課題2】-平成17年12月 8日- 提出フォーム

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  1. コンピュータと人間との対話を円滑に行なうための手段(Man− Machine Interface;初期条件やデ−タなどの入力の の方法、計算結果の表示の仕方など)について、具体的な物理学の問題 を例にとって考察せよ。(レポ−ト用紙1枚程度)
    ヒント: 授業ではグラフィックスとヒストグラムを勉強するが、こ れだけで充分だろうか?
  2. テキスト第2章の研究課題について、プログラムのリストと出力結果 を提出せよ。プログラムのリストには各部分で何を行っているかの説明を つけよ。
    ヒント: プログラム中の注釈行を読むと概略が理解できる。
  3. Bのプログラムを使って、現在自分の知っている最も複雑な関数を 表示してみよ。関数の説明、メインプログラムのリストおよび出力結 果を提出せよ。

    レポート締切り:平成18年 1月12日(木)

【レポート課題3】-平成17年12月15日- 提出フォーム

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  1. ヒストグラムはどのようなデータの把握に役に立つだろうか? 具体的な例を身近な現象から取り挙げて、考察せよ。
    ヒント: 平均値、分散などの統計量の意味は?
  2. テキスト第3章の問3.1−3.2に答えよ。
  3. テキスト第3章の研究課題について、プログラムのリストと出力結果を 提出せよ。また、プログラムのリストには各部分で何を行っているかの説 明をつけよ。
  4. Cのプログラムを使って、自分の知っている最も複雑な分布関数を 表示してみよ。分布の説明、メインプログラムのリストおよび出力結果を提 出せよ。

    レポート締切り:平成18年 1月19日(木)

【レポート課題4】-平成18年 1月12日- 提出フォーム

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  1. 微分方程式の数値解法の応用について、自分の興味に沿った身近な事例 挙げて論ぜよ。
    ヒント: 解析的に解けるもの;解けないもの;数値解法の役割;特殊性 
  2. テキスト第6章の問6.1−6.7に答えよ。
  3. テキスト第6章の研究課題Iまたは研究課題IIのいずれか1つ(選択) を実行せよ。プログラムのリストおよび出力結果を提出せよ。また、プログ ラムのリストには各部分で何を行っているかの説明をつけよ。
  4. 自分の知っている常微分方程式(なんでもよい)の解を数値解法を 利用して求めよ。方程式の説明、メインプログラムのリストおよび 出力結果を提出せよ。

    <補足説明>
    注1) サブルーチンv$wind以降は、/home1/araiiの中のwind.fをコピー して利用して下さい。残りの部分も似たような部分が多いので、マウスを 使ってcut&pasteすれば簡単だと思います。
    注2) プログラムについていくつかのの訂正が必要です (第1章1-3参照)。

    レポート締切り:平成18年 1月26日(木)

【レポート課題5】-平成18年 1月19日- 提出フォーム

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  1. 天体物理の諸現象のうち、自分の興味に沿った身近な事例を挙げて コンピュ−タによる数値計算の可能性を論ぜよ。
    ヒント: Internetなどで調べる。とくに、解析的に解けるもの/解けないもの、 数値解法のやり方、解についての予想などについて考察する。
  2. テキスト第6章の問6.8−6.10に答えよ。
  3. テキスト第6章の研究課題IIIを実行せよ。プログラムのリストおよ び出力結果を提出せよ。また、プログラムのリストには各部分で何を行 っているかの説明をつけよ。
  4. 木星の静止系でボイジャーの軌道を描いて考察せよ。
    ヒント: 木星の速度をゼロにすると同時に、ボイジャーの初速度を木星との相対速度 にとる。 木星の速度を変えるには、メインプログラムと関数F$GRAの対応する部分 (各1行)を書換える。C言語の場合も同様。
    ヒント: 別の簡単なやりかたとしては、木星のとの相対位置(XS-XZ, YS-YZ) をプロットする。具体的には、メインプログラムのCALL V$LINE(...)と CALL V$CIRC(...)の中のXSとYSをそれぞれXS-XZとYS-YZ に変え、XZとYZを0.にする。C言語の場合も同様。
  5. Cの課題について、初期条件を変えて実行してみよ。また、実行結 果に自分なりの解釈を与えよ。

    レポート締切り:平成18年 2月 2日(木)

【レポート課題6】-平成18年 1月26日- 提出フォーム

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  1. 天体物理の多体問題から、自分の興味に沿った事例を挙げて説明せよ。 特に,どういう点がおもしろいか論ぜよ。
    ヒント: Internetなどで調べる。
  2. テキスト第6章の問6.11−6.12に答えよ。
  3. テキスト第6章の研究課題IVを実行せよ。プログラムのリストおよび 出力結果を提出せよ。また、プログラムのリストには各部分で何を行って いるかの説明をつけよ。
  4. Cの課題について、初期条件を変えて実行してみよ。また、実行結 果に自分なりの解釈を与えよ。

    レポート締切り:平成18年 2月 9日(木)

【レポート課題7】-平成18年 2月 2日- 提出フォーム

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  1. 物理学における乱数の使われ方について、自分の興味に沿った具体的 な事例を
    ヒント: 多重積分、微分方程式、積分方程式、確率過程、等。
  2. テキスト第4章の問4.1−4.7に答えよ。
    ヒント: 問4.2 の証明について
    • x0=0としても一般性は失わない。
    • このとき、xi = b(1-ai)/(1-a) (mod 2k)となる。
    • ここで、xj=xi (i>j)とすると、 Wi-j=xi-xj=γ2k (γ:奇数)でなければならない。
      (∵ 具体的に書くと、Wi-j=b(aj+1+...+aj+(i-j));aは奇数!)
    • このとき、i-jは偶数であることが容易に示せる。((∵前項で括弧内の各項は奇数;
      括弧内の総和が偶数になるには?)
    • さらに、i-j<2kでないことが示せればよいわけだが、 これにはi-j=α2s(α:奇数)として
      Wi-j=Wαβ2s(Wαと βは奇数;第3項の結果と比較せよ)を示すことを考える。
  3. テキスト第4章の研究課題I、IIまたは研究課題III−V、いずれかを 選んでプログラムのリストと出力結果を提出せよ。また、プログラム のリストには各部分で何を行っているかの説明をつけよ。
  4. 自分の知っている分布関数(なんでもよい)に従う乱数を生成するサブ ル−チンを作成し、その乱数のヒストグラムを示せ。関数の説明、メインプ ログラムのリストおよび出力結果を提出せよ。
    ヒント: 逆関数法、棄却法。

    レポート締切り:平成18年 2月16日(木)

【レポート課題8】-平成18年 2月 9日- 提出フォーム

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  1. モンテカルロ法の応用について、自分の興味に沿った身近な事例を 挙げて論ぜよ。
    ヒント: 日常生活の中の確率現象(交通信号の最適化、デパ−トの レジの待ち行列、など)、物理学、生物学。
  2. テキスト第5章の問5.1−5.5に答えよ。
  3. テキスト第5章の研究課題I、研究課題IIまたは研究課題IIIのうちい ずれか1つ(選択)を実行せよ。プログラムのリストおよび出力結果を提 出せよ。
    また、プログラムのリストには各部分で何を行っているかの説明をつけ よ。

    レポート締切り:平成18年 2月23日(木)

【レポート課題9】-平成18年 2月16日- 提出フォーム

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  1. <緩和現象>について、自分の興味に沿った身近な事例を 挙げて論ぜよ。
  2. テキスト第7章の問7.1−7.4に答えよ。
  3. テキスト第7章の研究課題Iを実行せよ。プログラムのリストおよ び出力結果を提出せよ。また、プログラムのリストには各部分で何を行って いるかの説明をつけよ。
  4. Cの課題について、温度を変えて実行してみよ。また、実行結 果に自分なりの解釈を与えよ。

    レポート締切り:平成18年 3月 9日(木)

【レポート課題10】-平成18年 2月23日- 提出フォーム

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  1. 身近な現象のなかに働いている<確率過程>について調べて見よ。
  2. テキスト第7章の問7.5、問7.6に答えよ。
  3. テキスト第7章の研究課題IIを実行せよ。プログラムのリストおよ び出力結果を提出せよ。また、プログラムのリストには各部分で何を行って いるかの説明をつけよ。
  4. Cの課題について、平均自由行程を2倍、4倍および8倍にして実行し、 もとの軌跡と相似な軌跡になることを示せ。また、それぞれの(もとの軌跡 に対する)倍率を求めよ。どのような規則があるか考察せよ。

    レポート締切り:平成18年 3月 9日(木)

【大レポ−ト】

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  1. 大レポ−トは『まとめ』の意味のレポ−トである。
  2. これまで勉強してきたテ−マまたはその拡張(授業でのヒントを参照)の中から自分の興味のあるものを選んでまとめる。
  3. プログラムを作ると同時にある程度『物理』を考察することが期待されている。
  4. レポート用紙3〜5枚程度

    ヒント: テキスト参照;基本的には勉強したことをしっかりまとめること。 これまでのプログラムを利用した発展研究。

    □ 提出先: 第一学群事務・学務係 (含、すべてのレポ−ト)
    □ 締切り: 平成18年 3月 9日(木)

第3章 その他

参考書の例

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  1. Fortran77 プログラミング
    原田賢一著 サイエンス社
  2. Fortran77 入門-数値計算法からフラクタルまで-
    柴田正憲・渕上季代絵著 コロナ社
  3. ザ Fortran77
    戸川隼人著 サイエンス社
  4. 演習と応用 Fortran77
    戸川隼人著 サイエンス社
  5. ユーザーズunix
    斉藤信男著 岩波書店
  6. 計算物理 I、II
    薮下 信著 地人書館
  7. よくわかる計算機物理
    シュタウァー他 金田康正他訳 
    シュプリンガーフェアラーク東京
  8. モンテカルロ法とシミュレーション
    津田孝夫著  培風館
  9. 一般力学
    山内恭彦著 岩波書店
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