実験物理と計算機

3学期 第3回 戻る 次へ

参考書
Unix計算機を使った物理学実験」(新井/板倉)
25〜32ページ
第3章、ヒストグラミング

3-1、ヒストグラムとは?

コンピュータの計算結果

  1. 直接数字で読み取れば済むもの
    単純な数値計算結果
  2. 図形でないと分かりにくいもの
    画像、図形、図式、模様
  3. グラフとして表示したいもの
    比率、割合、推移、時系列
  4. 度数分布(ヒストグラム)で理解したいもの
    統計、確率
  5. その他
    音、制御、通信、操作など

ヒストグラムの手法

  1. 1次元ヒストグラム
  2. 2次元ヒストグラム
  3. 散布図(スキャッタープロット)
  4. 多次元ヒストグラム/選別表示

ヒストグラム表現の汎用性と独自性

  1. 簡便さ
  2. 直感的理解
  3. 統計的な処理
    平均、分散、相関
  4. 実験データの処理
  5. 理論計算(モンテカルロシミュレーション)の結果の処理
  6. 汎用パッケージ(例えば、HBOOKやPOW)の利用

3-2、1次元ヒストグラム

3つのステップ

  1. ヒストグラムの初期化
  2. データのブッキング
  3. ヒストグラムの出力