: マクスウェル方程式の不変性
: 特殊相対論への道
: ローレンツ収縮
S
に対して静止している時計があるとし,その位置を
とする.二つの事件が
で起こるとし,それらが
,
に起こるものとする.
その時計の針が1時を指すという事件と,2時を指すという事件が起こったとする.
を,E
,E
の両事件の間の固有時間間隔と呼ぶ.
S系から観測したE
,E
を,
とする.
より,
S
系で時計の針が1時を指す事件と2時を指す事件の,S
から観測した時間間隔は
= 1 [時間]である.これをSから観測すると1 [時間]より長く観測されることになる.したがって,S
の時計はSからみると遅れることになる.これを動く時計の遅れと呼ぶ.
Masashige Onoda
平成18年4月15日