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: 参考文献 : 検討,レポート提出 : 検討   目次

演習問題

  1. Niの実験結果から次の問に答えよ.
    1. 飽和磁化の大きさを[emu g$^{-1}$]の単位で示せ.$\langle$1点$\rangle$
    2. これは1原子当り何$\mu_{\rm B}$の磁気モーメントに相当するか.$\langle$1点$\rangle$
    3. 既知量(室温で約55 [emu g$^{-1}$])と比較して今回の結果について検討せよ.$\langle$2点$\rangle$
  2. Gd$_{2}$O$_{3}$の実験結果から次の問に答えよ.
    1. 帯磁率の温度依存性にキュリーワイスの法則を適用して,キュリー定数$C$およびワイス温度$\Theta $を求めよ.$\langle$2点$\rangle$
    2. Gd$^{3+}$$g$値を2としてスピン数$S$を求めよ.$\langle$1点$\rangle$
    3. ワイス温度はスピン間の相互作用を$J_{\rm ex}$とおくと, $\Theta = \frac{2}{3k}zJ_{\rm ex}S(S + 1)$で表される.ここで$z$は最近接スピン対の数を表す.Gd$_{2}$O$_{3}$の結晶構造を考えることにより$J_{\rm ex}$を求めよ.$\langle$2点$\rangle$
  3. Gdの実験結果から次の問に答えよ.
    1. 常磁性相の帯磁率の温度依存性にキュリーワイスの法則を適用して,キュリー定数$C$およびワイス温度$\Theta $を求めよ.$\langle$2点$\rangle$
    2. Gd$^{3+}$$g$値を2としてスピン数$S$を求めよ.$\langle$1点$\rangle$
    3. Gdの結晶構造を考えることにより$J_{\rm ex}$を求めよ.$\langle$2点$\rangle$
    4. 強磁性相の飽和磁化の大きさを求めよ.これは1原子当り何$\mu_{\rm B}$の磁気モーメントに相当するか.$\langle$2点$\rangle$
  4. Tiの実験結果から次の問に答えよ.
    1. 室温における帯磁率を求めよ.$\langle$1点$\rangle$
    2. 帯磁率の温度依存性に関して,前問2,3の結果との相違点を述べよ.またその原因を考察せよ.$\langle$1点$\rangle$
  5. CuSO$_{4}$$\cdot$5H$_{2}$OおよびDPPHについて$g$値とモル帯磁率を求めよ.$\langle$2点$\rangle$


Masashige Onoda 平成18年4月7日