: 自動システムの概要
: 電磁石の特性
: 装置の起動方法
目次
以下,プログラム画面上に出てくるプルダウンメニュー・ボタン・チェックボックスの名称は"【 】"で示す.
- ギャップを3 [cm]にする.ホール素子面と磁場方向が直角になるようにする.
- ホール素子の位置が図11のように電磁石の中心よりも1 [cm]程度下になっていることを確認し,その位置を基準位置として記録する.
- 【ファイル名】を適宜変更する(上書き確認がされないので注意すること).
- 【励磁電流(
)】を使用する電流値に設定する(表2参照).
- 【ガウスメーターレンジ】,【縦軸最大値】,【マイナス符号】を測定する磁場に合せて調整する.
- 【移動距離】は装置点検の段階では5 [mm],本測定では100 [mm]とする.【測定ステップ】は1 [mm]のままでよい.
- 【励磁開始/再開】をクリックすると設定電流まで電磁石が励磁される.画面右下の測定結果X・Yにそれぞれ電流値 [A]と磁場 [G]が表示される.設定値と実際の電流値が若干異なるので,励磁後の正確な電流値を記録しておく.
- 電磁石の励磁後,【測定開始/再開】をクリックすると指定した移動距離・移動ステップで磁場分布を測定する.
- 磁場分布測定後は【モーター復帰】を用いてガウスメーターの位置を測定前の位置に戻し,【消磁/終了】ボタンで磁場を落とす.
- 得られた結果を図示し,磁場中心位置
を決定する.その後,差分法により磁場勾配を求め
対
を図に示し,磁場勾配の値が最大の位置
を決定する.
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(2.21) |
- 上記の操作をギャップ6 [cm]についても行う.
- ギャップ = 3 [cm],6 [cm],それぞれの場合において以下のパラメーター
,
,
を決定する.
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(2.22) |
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(2.23) |
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(2.24) |
以上で
対
の解析手順が整ったことになる.
測定中にプログラムが応答しなくなった場合,【一時停止】をクリックした後に【励磁開始/再開】,【測定開始/再開】を再クリックする.それでもプログラムが応答しない場合は指導教員あるいはTAに連絡すること.このことは次に行う磁化測定についても同様である.
Masashige Onoda
平成18年4月7日