: 測定方法:磁場掃引と記録
: 自由ラジカルの電子スピン共鳴
: 自由ラジカルの電子スピン共鳴
目次
- 磁場
- 電磁石に冷却水を流す.
- ファンクションジェネレータのパワーをオンにする.
- 定電圧電源のパワーをオンにする.
掃引の中心となる磁場作成用電圧をかける(3.8〜4.4 [V]).
- 電磁石電源の電圧つまみをゼロにしておく.電源を入れる.
- 電磁石電源の電圧つまみをゆっくり最大まで回す.
- 記録計
- ホール素子電源をONにする.
- マルチメータのパワーをONにする.
- ロックインアンプをONにする.reference intを押す.
- 磁場変調用100 [kHz]モジュレータをONにする.
- ロックインアンプのoscの電圧を0.3〜0.32 [V]に上げる( (oscの電圧)
1.4
1 [V]になるとモジュレータのヒューズが切れることがあるので注意).
記録計のスイッチをONにする.
- マイクロ波(50 [Hz]の周波数変調をかけて調整を行う)
- クライストロン電源のSTAND BYのスイッチをONにする.この状態でヒーター,リペラ両電極に電圧がかかるので2分以上待つ.
- OPERATEスイッチをONにする.キャビティーに電圧がかかり電流が流れる.
- 空洞電圧を印加する(約300 [V]).
- リペラ電圧を印加して,クライストロンが発振状態になるように調節する(リペラ電圧 150 [V]).
- ディップ(キャビティーの共鳴によってみえる谷のような信号)を発振出力が最大の位置に合わせる.
- モジュレーション(周波数変調)をゼロにする.このときディップがずれないようにリペラ電圧を微調節する.
Masashige Onoda
平成18年4月7日