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: 終了 : 自由ラジカルの電子スピン共鳴 : 装置の起動   目次

測定方法:磁場掃引と記録

  1. ロックインアンプのsensitivityを調節する(100 [mV]程度にする).
  2. ファンクションジェネレータの周波数(最小),Amplitudeを調節する.
  3. $XY$記録計の$Y$レンジを調節する(吸収曲線を描いてみて調節する).
  4. $XY$記録計のペンを下げて吸収曲線を方眼紙に記録する(ロックインアンプのsensitivity,$XY$記録計の$Y$レンジ,マイクロ波周波数,クライストロン電源の空洞電圧,リペラ電圧を必ず記録しておく). $XY$記録計に記録しようとするとベースラインのスケールが振り切れる場合,試料の位置を上下させるとよい(ベースラインが下に振り切れるときは試料位置を下に,上に振り切れるときは試料位置を上に調節する).
  5. CuSO$_{4}\cdot$5H$_{2}$OのESR共鳴曲線を方眼紙に記録し,積分強度を求める.共鳴磁場から$g$値を計算する.
  6. DPPHについて同様のことを行う.
  7. 積分強度が帯磁率に比例することから,CuSO$_{4}\cdot$5H$_{2}$Oの積分強度と帯磁率の比を用いて,DPPHの積分強度からその帯磁率を求める.


Masashige Onoda 平成18年4月7日