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: 超伝導と遷移金属酸化物

高温超伝導体:合成から解析まで

小野田 雅重1

筑波大学大学院数理物質科学研究科物理学専攻・物理学系

2005年8月

概要:

酸化物は物質科学研究において恰好の舞台を提供することから,基礎および応用の両面から様々な分野で取り上げられている.本実験は,酸化物高温超伝導体を対象に,その合成法物性評価法を学ぶことにより,物質科学の基本的研究手法を修得することを目的とする.量子力学や統計力学が物質科学研究においてどのように活かされているかを知る契機にもなるだろう.これらが達成されれば,すぐにでも最先端の研究に着手することができる.
  1. YBa$_{2}$Cu$_{3}$O$_{7-\delta }$系の合成
  2. 粉末X線回折による構造評価
  3. 電気的測定による伝導性,超伝導特性の評価
  4. 化学組成-結晶構造-電気伝導性の相関関係導出





Masashige Onoda 平成18年4月11日